【2025-26年最新】サウジアラビアリーグ移籍・年俸一覧|注目選手と移籍金ランキング
サウジアラビアリーグ(サウジ・プロフェッショナルリーグ)の移籍・年俸を徹底解説
サウジアラビアのサッカーリーグ「サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)」は、2023年夏以降、欧州トップリーグからスター選手を次々と獲得し、世界中のサッカーファンから注目を集めている。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ネイマールといったビッグネームが破格の年俸で移籍し、リーグの知名度と競争力は飛躍的に向上した。
本記事では、2025-26シーズン時点の最新データをもとに、サウジアラビアリーグに在籍する主要選手の年俸ランキング、歴代移籍金ランキング、クラブ別の注目選手一覧を網羅的にまとめた。「サウジリーグにはどんな選手がいるのか」「年俸はどれくらいなのか」が気になる方は、ぜひ参考にしてほしい。
なぜサウジアラビアはスター選手を集めるのか?背景と目的
サウジアラビア政府は「ビジョン2030」と呼ばれる国家改革戦略を2016年に打ち出した。石油依存からの脱却と経済多角化を目指すこの計画のなかで、スポーツ産業は重要な柱の一つに位置づけられている。
2023年、サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は、国内4大クラブ(アル・ヒラル、アル・ナスル、アル・イテハド、アル・アハリ)の株式の75%を取得。これを機に、欧州のトップ選手を獲得するための巨額投資が本格化した。
その狙いは大きく3つある。
- 国民のスポーツへの関心向上:スター選手のプレーを間近で見ることで、若い世代のスポーツ参加率を高める
- リーグの国際的ブランド力強化:世界トップ10リーグ入りを目標に掲げ、放映権料やスポンサー収入の増大を狙う
- 2034年W杯開催への布石:FIFA2034年ワールドカップの開催国に決定しており、サッカー先進国としてのインフラと実績を積み上げる
【2025-26年版】サウジアラビアリーグ年俸ランキングTOP10
サウジ・プロフェッショナルリーグでは、欧州5大リーグを上回る年俸が提示されるケースが珍しくない。以下は、2025-26シーズンにおける推定年俸のランキングだ(各種報道・データサイトの情報を総合)。
| 順位 | 選手名 | 国籍 | 所属クラブ | 推定年俸(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | クリスティアーノ・ロナウド | ポルトガル | アル・ナスル | 約2億ユーロ(約320億円) |
| 2位 | カリム・ベンゼマ | フランス | アル・イテハド | 約1億ユーロ(約160億円) |
| 3位 | リヤド・マフレズ | アルジェリア | アル・アハリ | 約5,200万ユーロ(約83億円) |
| 4位 | サディオ・マネ | セネガル | アル・ナスル | 約4,000万ユーロ(約64億円) |
| 5位 | カリドゥ・クリバリ | セネガル | アル・ヒラル | 約3,470万ユーロ(約55億円) |
| 6位 | エンゴロ・カンテ | フランス | アル・イテハド | 約2,500万ユーロ(約40億円) |
| 7位 | ロベルト・フィルミーノ | ブラジル | アル・アハリ | 約1,900万ユーロ(約30億円) |
| 8位 | マルセロ・ブロゾビッチ | クロアチア | アル・ナスル | 約1,800万ユーロ(約29億円) |
| 9位 | セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ | セルビア | アル・ヒラル | 約1,700万ユーロ(約27億円) |
| 10位 | ルベン・ネベス | ポルトガル | アル・ヒラル | 約1,600万ユーロ(約26億円) |
1位のロナウドは広告収入やボーナスを含めると年間収入が約320億円に達するとされ、世界のスポーツ選手のなかでも群を抜く金額だ。2025年6月には2027年夏までの契約延長にも合意しており、40歳を超えてもなおサウジリーグの顔であり続けている。
2位のベンゼマも年俸約160億円と破格で、2023年にレアル・マドリードからフリートランスファーで加入して以来、アル・イテハドの攻撃を牽引している。
【歴代】サウジアラビアリーグ移籍金ランキングTOP10
年俸だけでなく、移籍金もサウジリーグのスケールの大きさを物語っている。ロナウドやベンゼマのようにフリートランスファーで加入した選手もいるが、クラブ間の移籍では数十億円規模の移籍金が動くケースが多い。
| 順位 | 選手名 | 移籍元 | 移籍先 | 移籍金 | 年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ネイマール | PSG | アル・ヒラル | 約9,000万ユーロ(約144億円) | 2023年 |
| 2位 | ジョン・デュラン | アストン・ヴィラ | アル・ナスル | 約7,700万ユーロ(約123億円) | 2025年 |
| 3位 | オタビオ | FCポルト | アル・ナスル | 約6,000万ユーロ(約96億円) | 2023年 |
| 4位 | ムサ・ディアビ | アストン・ヴィラ | アル・イテハド | 約6,000万ユーロ(約96億円) | 2024年 |
| 5位 | ルベン・ネベス | ウルヴス | アル・ヒラル | 約5,500万ユーロ(約88億円) | 2023年 |
| 6位 | ダルウィン・ヌニェス | リバプール | アル・ヒラル | 約5,300万ユーロ(約85億円) | 2025年 |
| 7位 | アレクサンダル・ミトロビッチ | フラム | アル・ヒラル | 約5,260万ユーロ(約84億円) | 2023年 |
| 8位 | ガレノ | FCポルト | アル・アハリ | 約5,000万ユーロ(約80億円) | 2025年 |
| 9位 | ファビーニョ | リバプール | アル・イテハド | 約4,670万ユーロ(約75億円) | 2023年 |
| 10位 | S・ミリンコビッチ=サビッチ | ラツィオ | アル・ヒラル | 約4,000万ユーロ(約64億円) | 2023年 |
歴代1位はネイマールの約144億円だが、度重なる怪我でアル・ヒラルではほとんど出場機会がなく、2025年にブラジルのサントスFCへ移籍した。巨額投資が必ずしも成功するとは限らない事例として、サウジリーグの課題を象徴する移籍でもあった。
2025年にはアストン・ヴィラからジョン・デュランがアル・ナスルへ約123億円で移籍し、歴代2位の大型ディールとなった。また、リバプールからダルウィン・ヌニェスがアル・ヒラルに加入するなど、現役バリバリの20代選手の獲得も増えている。
クラブ別・主要外国人選手一覧【2025-26シーズン】
サウジ・プロフェッショナルリーグでは1クラブあたり外国籍選手は最大10名(うちU-21枠が2名)まで登録できる。ここでは、リーグを代表する4大クラブの主な外国人スター選手を紹介する。
アル・ヒラル(Al-Hilal)
リヤドを本拠地とし、アジアチャンピオンズリーグのタイトルも持つサウジアラビア最大の名門クラブ。近年はPIFの資金力を背景に大型補強を続けており、リーグ連覇を狙うポジションにある。
- カリドゥ・クリバリ(セネガル/DF):元ナポリの名センターバック。年俸約55億円
- ルベン・ネベス(ポルトガル/MF):ウルヴスから移籍金約88億円で加入した司令塔
- セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(セルビア/MF):ラツィオから約64億円で移籍。中盤の万能型
- アレクサンダル・ミトロビッチ(セルビア/FW):フラムから約84億円で加入。リーグ屈指の得点力を誇る
- ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ/FW):2025年にリバプールから約85億円で移籍した大型ストライカー
アル・ナスル(Al-Nassr)
リヤドのもう一つの強豪で、ロナウドの加入により世界的な知名度が急上昇したクラブ。リーグ全体の総年俸でもトップに立ち、年間推定人件費は約3億6,400万ユーロ(約580億円)に達する。
- クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/FW):年俸約320億円。2022年末にマンチェスター・ユナイテッドからフリーで加入
- サディオ・マネ(セネガル/FW):バイエルンから移籍。年俸約64億円でロナウドの相棒を務める
- キングスレー・コマン(フランス/FW):2025年夏にバイエルンから移籍加入。リーグ12位の高給取り
- マルセロ・ブロゾビッチ(クロアチア/MF):インテルで活躍した中盤のダイナモ
- オタビオ(ポルトガル/MF):FCポルトから約96億円の移籍金で加入した技巧派
アル・イテハド(Al-Ittihad)
ジッダを本拠地とする名門。ベンゼマやカンテなど、フランス代表の実力者が揃い、「フランス化」とも呼ばれる陣容を構築している。
- カリム・ベンゼマ(フランス/FW):2022年バロンドール受賞者。レアル・マドリードからフリーで加入し、年俸約160億円
- エンゴロ・カンテ(フランス/MF):チェルシーからフリーで移籍。年俸約40億円。W杯優勝メンバーの運動量は健在
- ムサ・ディアビ(フランス/FW):アストン・ヴィラから約96億円で移籍。スピードと突破力が武器
- ファビーニョ(ブラジル/MF):リバプール黄金期を支えたアンカー。約75億円の移籍金で加入
アル・アハリ(Al-Ahli)
ジッダを本拠地とするもう一つの強豪。比較的バランスの取れた補強戦略で、多国籍の実力者を揃えている。
- リヤド・マフレズ(アルジェリア/FW):マンチェスター・シティからフリーで加入。年俸約83億円でリーグ3位の高額
- ロベルト・フィルミーノ(ブラジル/FW):リバプールで長年活躍した万能型FW。年俸約30億円
- ガレノ(ブラジル/FW):2025年1月にFCポルトから約80億円で移籍した快速ウィンガー
サウジリーグの外国籍選手ルールと構造
サウジ・プロフェッショナルリーグには独自の外国籍選手枠がある。このルールを知っておくと、各クラブの補強戦略がより深く理解できる。
- 登録枠:1クラブ最大25名。うち外国籍選手は10名まで
- 出場枠:1試合に出場できる外国籍選手は8名まで
- U-21枠:21歳以下の外国籍選手は追加で2名まで登録可能
- サウジ人枠:登録メンバーの15名以上はサウジアラビア国籍の選手でなければならない
この制度により、各クラブは限られた外国籍枠にスター選手を集中させる戦略をとっている。2025年からは若手外国人の獲得も増えており、リーグ全体のレベルアップが進んでいる。
注目の動向:現役世代の流入が加速
サウジリーグへの移籍といえば、当初は「キャリア晩年の選手が高額年俸を求めて移籍する」というイメージが強かった。しかし、2024年以降はその傾向に変化が見られる。
2025年にはリバプールのダルウィン・ヌニェス(当時25歳)がアル・ヒラルへ移籍。また、アストン・ヴィラのジョン・デュラン(当時21歳)がアル・ナスルへ約123億円で加入するなど、欧州で十分にキャリアのピークを迎えうる年齢の選手がサウジリーグを選ぶケースが増えている。
この流れの背景には、単なる高額年俸だけでなく、リーグの競争レベル向上、生活環境の整備、そして2034年ワールドカップ開催に向けたサウジアラビア全体のスポーツインフラの発展がある。今後もこの傾向は続くと見られ、サウジリーグは欧州5大リーグに次ぐ「第6のリーグ」としての地位を確立しつつある。
サウジアラビアリーグ主要選手 比較一覧表
最後に、サウジリーグの主要選手を一覧表で比較する。移籍の経緯や年俸を横断的に確認したい方は、こちらを参考にしてほしい。
| 選手名 | 国籍 | 年齢 | ポジション | 所属クラブ | 移籍元 | 移籍金 | 推定年俸 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| C・ロナウド | ポルトガル | 41歳 | FW | アル・ナスル | マンU | フリー | 約320億円 |
| K・ベンゼマ | フランス | 38歳 | FW | アル・イテハド | R・マドリード | フリー | 約160億円 |
| R・マフレズ | アルジェリア | 35歳 | FW | アル・アハリ | Mシティ | フリー | 約83億円 |
| S・マネ | セネガル | 34歳 | FW | アル・ナスル | バイエルン | 約63億円 | 約64億円 |
| K・クリバリ | セネガル | 35歳 | DF | アル・ヒラル | チェルシー | フリー | 約55億円 |
| N・カンテ | フランス | 35歳 | MF | アル・イテハド | チェルシー | フリー | 約40億円 |
| ネイマール | ブラジル | 34歳 | FW | 退団済 | PSG | 約144億円 | — |
| R・フィルミーノ | ブラジル | 34歳 | FW | アル・アハリ | リバプール | フリー | 約30億円 |
| D・ヌニェス | ウルグアイ | 26歳 | FW | アル・ヒラル | リバプール | 約85億円 | 非公開 |
| J・デュラン | コロンビア | 22歳 | FW | アル・ナスル | Aヴィラ | 約123億円 | 非公開 |
| ガレノ | ブラジル | 28歳 | FW | アル・アハリ | FCポルト | 約80億円 | 非公開 |
| M・ディアビ | フランス | 25歳 | FW | アル・イテハド | Aヴィラ | 約96億円 | 非公開 |
まとめ:サウジアラビアリーグの移籍と年俸の全体像
サウジ・プロフェッショナルリーグは、PIFによる巨額投資とビジョン2030の推進により、わずか数年で世界有数の「選手の集まるリーグ」に変貌した。年俸ランキングではロナウドの約320億円を筆頭に、欧州を超えるスケールの金額が並ぶ。
移籍金ランキングでも、ネイマールの約144億円やデュランの約123億円など、欧州ビッグクラブに匹敵する取引が行われている。さらに、2025年以降はヌニェスやデュランのように20代前半〜半ばの選手の獲得も加速しており、「引退前の最後の稼ぎ場」というイメージは過去のものになりつつある。
2034年のFIFAワールドカップ開催を控え、サウジアラビアのサッカー熱は今後も高まり続けるだろう。リーグの動向を追う価値は、これまで以上に高いといえる。